毛を残した成牛の革に、染色をして柄をつけた革です。 元を辿れば牛の胎児を革にしたものを”腹(の中の)子”という意味で『ハラコ』と呼んだそうですが、現在ではその名残で、子牛または成牛の毛付革を一般に『ハラコ』と呼んでいます。(革を作る目的だけで子牛や成牛の命を絶つことはありません。食用の家畜の副産物として革が出来上がっています。)毛付革は、革自体だけでなく毛にも染色しているため色ブレの多い商品です。人間でも髪の毛が細かったり太かったりストレートだったりクセ毛だったりするように、動物も一匹一匹で髪質が違うため、同じなめし・染色をしても色の出方が違ってきます。予めご了承下さいませ。