水牛の革のことをバッファローと呼びます。家畜革として流通している代表的な皮革≪羊・山羊・牛・水牛≫の中で、吟面(革の表面)の強度がダントツに高いのが特徴です。またバッファローは背中、脚、首、お腹回りなど部位によって表情が大きく変わります。ベースの鞣しはクロムとタンニンのコンビなめしで、クロム鞣しの特性である丈夫さ、耐久性を持ちつつ、タンニン鞣しの特性である経年変化を味わえます。染色の際、革の上に顔料を垂らし、紙漉きの要領で革を揺らすことで、凹部分に顔料が多く入り色ムラや濃淡が生まれます。特殊な染色方法を用いることで、独特な奥行き深い色合いを表現しています。こうして生まれた色ムラは、偶然の産物であり、同じものは二つとない、全てがオンリーワンの商品となります。
【アフターケア】原皮の段階からオイルを十分含んでいるため、基本的なケアは乾拭き程度で構いません。使い込んで革の乾燥が気になるようになったら、皮革用のワックスや保護クリームを適宜塗布してください。オイルを入れ過ぎると、革が柔らかくなり過ぎる場合があるので、使用量にご注意ください。