古典的な革鞣し技法「バケッタ製法」から生み出された、イタリアのタンナーBadalassi Carlo Srl(バダラッシ-・カルロ社) による「革らしい革」の代表作です。最高級とされるフランス産の牛原皮から、キメの細かい雌牛のみを使用。そのなかでも強度が高く、ハリのあるシ ョルダー部分を使用しています。植物タンニンで時間をかけて鞣された革に、家畜牛のすね骨や無蹄足を煮沸して採取した純度の高い所謂「牛脚油」で 時間をかけながらゆっくりと加脂しています。このバケッタ製法によって作られた革は、時間をかけてオイルを染み込ませているのでオイルが抜けにく く、使い込んだ時の色艶の上がり方が大変綺麗で、美しくエイジングされるのが特徴です。また「リスシオ」とはイタリア語で「滑らか」と言った意味 があり、その名の通り透明感のある美しいスムース仕上げになっています。 初めはマットな風合いなので光沢はそれ程ありませんが、使う程にどんどん艶が上がっていき、色が深まり、とても劇的なエイジングをします。また、 使い始めのハリのある質感が使い込むほどにしっとりと柔らかく変化していくのも大きな魅力です。革の経年変化(エイジング)がお好みの方にはおすす めの皮革です。