イタリア植物タンニンなめし協会に属するIl Ponte社による素早いエイジングが魅力のイタリアンレザー。ベリー(牛のお腹の部位)をベースに、伝統的なトスカーナの植物タンニンなめし技術でしっかりと繊維を締めています。マヤ・ベリーはオイルをしっかりと含み、染料を革の芯までしみこませているので切り口が美しいのも特徴です。表面にはランダムな毛羽立ち加工を施している為、少しマットでざらついた印象を与えます。使っていくうちに毛羽立ちが落ち着き、外からも油分を吸収し、内からもオイルが表面にあがる事で艶が増し、また日光や光に当たることによって色にもぐっと深みが増します。植物タンニンなめしには珍しい発色の良いパステルカラーがそろっています。
《ご注意》ベリーは他の部位に比べて不規則なシワやムラ、小傷や小穴が見受けられますが、一つ一つが異なる天然皮革らしい表情としてお楽しみください。
《アフターケア》もともとオイルをしっかり含んだ革なので、柔らかい布などで乾拭きする程度で美しい状態を保てます。クリームやオイルの過度な塗布は革の表情を損ねる原因となるのでご注意ください。
イタリアのタンナー/Il Ponte社は1961年に創業し、その名前は工場の位置するフィレンツェはトスカーナ、ポンテ・ア・カプチーノ町のシンボルであるメディチ家に関連する有名な橋からとられています。トスカーナで生産される皮革を語るにおいて欠かせないイタリア植物タンニンなめし協会に所属し、全ての商品が植物タンニンなめし、バケッタ製法でなめされています。また原皮からの一貫生産にもこだわり、その品質が保たれるよう常に管理された生産をしています。