コンビ鞣し

コンビ鞣し(英 : Combination Tannage)とはコンビネーション鞣しの略称で、二種類の鞣し方を組み合わせた鞣し方。主にクロム鞣しと植物タンニン鞣しの二つの鞣し方を組み合わせを指す。

端的に言うと、時間をかけずにより自然な仕上がりになる「いいところ取り」をした鞣し方。

使用する鞣し剤の比率によって、仕上がり方に変化が生まれる。

クロム鞣しと植物タンニン鞣しの二種類を組み合わせたコンビ鞣しを行う場合、植物タンニン鞣しを行う際に本来かかる時間よりも短時間で、且つクロム鞣しのみを行った革よりも風合いが活きた仕上がりになることが挙げられる。

植物タンニン鞣しのみで鞣された革に比べて経年変化( エイジング )は表れにくい、クロム鞣しのみで鞣された革に比べて耐熱性は劣るなどの点には注意が必要。