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【種類と特徴】バッグや洋服で使われるナイロン生地とは?

洋服やバッグに使われるナイロン。
その特徴ご存知ですか??

一口にナイロンと言っても実に様々な種類があるんです。

色とりどりのナイロン生地

AGILITYではナイロン素材のバッグを多数扱っています。
バッグや洋服に当たり前のように使用され、今では私達の生活に無くてはならない素材の1つにあげられるでしょう。
ですが、意外とナイロンが何かを答えられない方が多いように思います。
そこで今回は、ナイロン素材の特徴をアジリティで取り扱うナイロンと併せて紹介します。

ナイロンとは

ナイロン = 作られた繊維

ナイロンとは、石油を原料として作られる合成繊維の一つです。
というと難しく聞こえますが、とてもカンタンに言うと「作られた繊維」です。

まず、繊維には大きく分けて[天然繊維]と[化学繊維]という物に分けられます。
大きなくくりとして、天然繊維は麻、綿など自然界に生息する植物や動物などを原料として作られた繊維となり、
化学繊維は人造繊維とも呼ばれ合成、加工をして作られた繊維の事を指します。

簡単にいえば、作られた繊維という事です。
 
作られた繊維(化学繊維)には大きく分けて、再生繊維と半合成繊維、合成繊維に分けられ、それぞれ特徴があります。 
 

  • ・再生繊維 = レーヨン、キュプラ等
  • ・合成繊維 = ナイロン、ポリエステル等
  • ・半合成繊維 = アセテート、プロミックス等

混同されがちですが、合成繊維と再生繊維は違います。
 

  • ・再生繊維 = 天然にある繊維の原料を一度溶かし、繊維として再生したものを指します。
  • ・合成繊維 = 石油・石灰石などの原料から合成され、生成された物を指します。
  • ・半合成繊維 = 再生繊維と合成繊維の中間的な繊維で、セルロースなどの天然高分子を化学的に処理し、その構造の一部をかえた繊維の事を指します。

虹のように並んだたくさんのカラーの糸

 

ざっくりとした説明になってしまいましたが、
今回のテーマ、ナイロンが合成繊維であるという事がお分り頂けたでしょうか。

ナイロンの歴史

「クモの糸よりも細く、鋼鉄よりも硬い」
 
というコンセプトをもとにナイロンは作られました。

1935年に”デュポン社”というアメリカの化学製品の会社が開発しました。
デュポン社は、人類が初めて月に行った「アポロ計画」の成功に貢献したことでも知られています。
宇宙を飛行するために必要な宇宙服の素材にも、ナイロンが使われています。
ナイロンは今でこそ絹に似た性質の化学合成繊維の総称として使用されていますが、元々はデュラン社の商品名でした。
 
「伝線しない(run)パンティストッキング用の繊維」という意味の「norun」がナイロンの由来だと言われています。
 
日本では1941年に東レ社がナイロンの紡糸に成功しました。
現在では衣類をはじめ、ギターの弦、釣り糸、食品用フィルム、おもちゃ、歯ブラシなど、実に様々な用途で使われています。
防弾チョッキや、シートベルトにもナイロンが使われています。
私達の生活の中でいかに幅広く使用されているのかがわかりますね。

 

ナイロンは何に使われている?

 

ナイロン生地のスキーウェア

 

  • ジャージやスキーウェア、ウィンドブレーカーや水着などのスポーツウェア
  • ジャケット、靴下などの衣類
  • カバンやバッグ、財布やペンケース
  • 体を洗う時に使うナイロンタオル
  • 車のドアハンドルやマット類、その他自動車部品
  • 釣り糸、ギターの弦、ロープ etc…

ざっと、思いつくものだけでこれくらいは挙ります。
ナイロンは雨や汚れにも強く、強度もある為、様々な用途に使われています。


ナイロンの特徴

メリット

  • ・軽い
  • ・汚れに強い
  • ・すぐ乾く(速乾性)
  • ・水をはじく(撥水性)
  • ・弾力性が高い
  • ・伸縮性に優れる
  • ・かた崩れしにくい
  • ・薬品、カビ、虫の害に強い
  • ・染めやすく鮮やかな発色が魅力
  • ・色移りしにくい
  • ・傷が目立ちにくい

デメリット

  • ・紫外線に弱く、長時間日当たりに置いておくと変色する
  • ・吸湿性が低いため静電気が起きやすい
  • ・熱に弱い

軽量で弱撥水、汚れ、キズにも強い。
カバンや服に使う素材にうってつけ、という事がわかるかと思います。
 
ですが、当然弱点もあります。
それは熱、紫外線への弱さです。
夏場の直射日光による変色や、アイロンがけには注意が必要。
保管の際は直射日光を避け、洗濯した時は陰干しがおススメです。
また、アイロンがけの際は低温であて布をするようにしましょう。
それだけで長持ちさせる事が出来ます。


ナイロン種類

赤いナイロン生地
 

ナイロン生地にもたくさん種類がある

ナイロンと一括りにされてしまいますが、ナイロンにも様々な種類があります。
デュポン社が世界で初めて開発した、ナイロン66。
1941年、日本の企業東洋レーヨン(現在の東レ)が合成し開発した、ナイロン6。
他に7、11、12、610等々、多数の特徴の違いがあるナイロンが生産されました。
 
現在特に生産されている繊維はナイロン66、ナイロン6になります。
 
ナイロン66の方が若干熱につよく、手触り、用途も違います。

  • ナイロン6 : 融点:約225℃ 木綿のような肌触り 衣料用等。
  • ナイロン66 : 融点:約265℃ シルクのような肌触り ストッキング、車のエアバック等

 
ナイロンの種類を説明しました。
ですが、普段ナイロン商品を購入する際「これはナイロン6かな?」と気にする人は中々いませんよね。
ナイロン商品を購入する際は下記のポイントを覚えておきましょう。

デニールとは

ナイロンの選び方の目安の一つとしてデニールがあります。
長さ9000mの糸の重さが1g = 1デニールの太さ

たとえばですが、30D(デニール)のタイツがあったとします。
その場合、9000m当たり30gの糸という意味になります。

若干わかりずらいかも知れませんが、細い糸(ナイロン)を計測する事は困難です。
その為、一定の長さの質量から太さを表しています。
 

  • 数値大:厚くなる、丈夫になる、重くなる
  • 数値小:薄くなる、軽くなる

 
ナイロンバッグやタイツによく使われるデニールですが、
バッグの場合数値が大きい = 厚い = 強度があり丈夫 のような見方になります。
タイツの場合、薄さですぐわかりますので馴染みがあるかも知れません。
 
数値が大きいほど丈夫ですが、その分重量は重くなります。
軽量性が求められる場合は、数値の小さいものを選ぶといった風に
用途に合わせて最適なデニール値を選ぶと良いでしょう。

AGILITY JAPANで取り扱うナイロン

アジリティでは全国各地の生地メーカー様とお取り引きがあります。
一部ですが、取扱中のナイロン生地をアジリティの人気ナイロンバッグと一緒に紹介します。

 

「カルロスナイロン」

オレンジのカルロスナイロンが使われたショルダーバッグ

「エピナール」カルロスナイロン / 全7色

東レ・ミラコスモという名前のナイロン繊維を使っています。
世界最細クラスのナイロン糸で柔らかく肌触りがとても滑らかです。
従来のナイロン生地に比べて耐久性があり、糸の透明度が高く色が鮮明現れるのが特徴です。
また、軽量であるという点で携行性にも優れています。
弱撥水加工(水を弾く加工)がなされており、多少の水ならば弾きます。

 

「ストームナイロン」

ブルーのストームナイロンが使われたリュックサック

「ポスタル」ストームナイロン / 全2色

一見デニム生地のように見えるほど、本物に近い仕上がりの生地です。
デニム生地に比べて軽量ながらデニムが持つ独特の質感を体感できます。
撥水加工もされているので、多少の雨ならば手で払って落とせます。

 

「グラッセナイロン」

グレーのグラッセナイロンを使ったビジネスバッグ

「パサージュビジネス」グラッセナイロン / 全5色

太めのナイロン繊維で織ることで肉厚になり、ハリや丈夫さを持っているナイロン生地です。
カルロスナイロンに比べるとツヤが抑えてあり、落ち着きや深みが感じられます。
弱撥水加工がなされています。

 

「バリスティックナイロン」

ネイビーのバリスティックナイロンを使ったビジネスバッグ

「フォールビジネス」バリスティックナイロン / 全2色

グラッセナイロンよりも格段に太い繊維「コーデュラ」を使い、
耐久性を重視したナイロン生地です。
1050Dという太いナイロンを使用しており、
防弾チョッキにも採用されています。
通常のナイロンの5倍の強度を誇ると言われ
摩擦・摩耗・裂傷などのダメージに非常に強く、長年使えるタフさが特徴です。
弱撥水加工を施しているので突然の雨に襲われても大丈夫。
大事な書類もしっかり守ってくれるでしょう。


まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

アジリティではナイロンバッグを数多く取り扱っています。
普段何気なく使ってる、ナイロン素材のバッグ。

その特徴についてご理解が深まれば嬉しいです。